第37回
日本小児口腔外科学会総会学術大会

テーマ
「未来を見据えた小児口腔外科の革新」

香川大学医学部歯科口腔外科学講座教授 第37回日本小児口腔外科学会総会学術大会                      大会長 三宅 実

香川大学医学部歯科口腔外科学講座教授
第37回日本小児口腔外科学会総会学術大会
大会長 三宅 実

この度、第37回日本小児口腔外科学会総会学術大会を香川の地で開催できますことを光栄に存じます。日本小児口腔外科学会会員および関係の皆様にご挨拶申し上げます。

 

小児口腔外科に携わる口腔外科医および小児歯科医が日々取り組んでいる分野は、日進月歩で進化しています。新しい技術、診断方法、治療法が次々と登場し、患者である子どもたちの口腔の健康を守るための選択肢はますます多様化しています。この大会では、これからの小児口腔外科の未来を見据え、革新的な技術と知識を深め、さらに発展させるために集まった専門家たちが一堂に会する貴重な機会となります。

 

私たちの目指すべき未来は、単に治療技術の向上だけでなく、子どもたち一人ひとりに合わせた個別化された医療の実現や、より安心で安全な治療環境の提供です。また、治療後のQOL(生活の質)を向上させるために、心理的支援や家族へのサポートも欠かせません。そのためには、口腔外科医と小児歯科医が連携し、チーム医療を強化していくことが必要です。

 

本大会では、最新の研究成果や臨床の実践を共有し、ディスカッションを行うことで、今後の小児口腔外科の革新に繋がるアイデアやヒントが得られることを期待しています。また、これからの時代に求められる新しい価値観や視点を持ち寄り、より良い医療を提供するために共に歩んでいくための一助となることを願っております。

 

皆様がこの大会で得る知識と経験を、それぞれの現場で最大限に活かし、さらなる発展を遂げられることを心よりお祈り申し上げます。高松でお会いできる日を楽しみにしております。

令和7年3月吉日